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11.懐メロに関する雑考

ぼくは小学生、中学生の頃、いわゆる懐メロに夢中になっていた時期があります。当時はまだ戦前の大歌手が健在で、懐メロ番組で霧島昇、ディック・ミネ、灰田勝彦、小畑実、藤山一郎、二葉あき子、松島詩子、渡辺はま子といった人たちが歌う姿を見ることができたのは幸いでした。
霧島昇はかわいそうです。「蘇州夜曲」にしても「リンゴの唄」にしても世間ではすっかり「渡辺はま子」や「並木路子」の歌になってしまっていますが、それぞれ歌ったのは「霧島昇、渡辺はま子」であり、「霧島昇、並木路子」なのです。霧島昇の方が格上なのに。
そうした歌手の多くは鬼籍に入ってしまわれましたが、昨年末、テレビで「紅白」を回顧する番組を見ていたら、岡本敦郎が出てきて、驚きました。お元気で何よりです。「高原列車は行く」はぼくのカラオケレパートリーの一つです。後のアグネス・チャンの
「草原の輝き」「妖精の詩」や麻丘めぐみの「アルプスの少女」に多大な影響を与えた曲だと思います。「汽車の窓からハンケチ振れば、牧場の乙女が花束投げる。明るい青空、白樺林...」まさしく、アグネス・チャンや麻丘めぐみの世界にダイレクトに通じるものがあります。もうひとつ、あげるならば、灰田勝彦の「アルプスの牧場」でしょう。彼女らの曲は突然、出てきたものではなく、日本の歌謡曲の伝統の土壌から「芽ばえ」てきたものであると思います。この世界は今、誰が受け継いでいるのでしょう。後継者が見当たりません。

12.2.11



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